サトシ参戦!ポケモンワールドチャンピオンシップス!! 感想
脚本家:冨岡淳広
作画監督:岩根雅明、志村泉
絵コンテ:浅田裕二
演出:浅田裕二
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サトシ参戦!ポケモンワールドチャンピオンシップス!
ダンデとのバトルを夢見てポケモンワールドチャンピオンシップスに参加するサトシ。
マスターボール級に行くためにまずはモンスターボール級で勝ち抜こうと初戦の相手を探すサトシ
そして見つけた相手がビスケスというトレーナー。クチバジムの代理ジムリーダーということで簡単に言えばシトロイドみたいなものである。
そしてクチバジムといえばサトシとピカチュウにとっておそらく強く記憶に刻まれてるであろうジム戦。
それはなぜかというとピカチュウがピカチュウでいる理由を見つけたジム戦だからだ。
サトシのジム戦はクチバジムで語り継がれている様子
マサラタウンのサトシと聞いて、以前マチスから話を聞いていたビスケスはサトシに会いたかったという。
どうやらこのジムではピカチュウでライチュウに勝ったあのバトルが語り継がれているようだった。
ビスケス曰く「マチス隊長のライチュウと素晴らしい試合をしたマサラタウンのサトシとその相棒のピカチュウ」と言っていたのでマチスはよほどあのバトルを評価している様だ。
おいおい!クチバジムではサトシ有名人なのかよ!22年前のあのバトルをマチスはよほど忘れられなかったのね #anipoke #アニポケ pic.twitter.com/8fcpnvwovB
— おたすけ (@otsk_poke) 2020年3月22日
クチバジムで活躍したあの作戦がもう一度!
その昔クチバジム戦ではライチュウの電撃を受けたピカチュウが尻尾を地面に突き刺しアース代わりにすることで地面に電撃を逃がすという作戦を取りました。
今回のサトシもライチュウのボルテッカーによる電撃を尻尾をアース代わりにして受け流し、アイアンテールで打撃の衝撃もやわらげている。
これは当時アイアンテールを覚えてなかったサトシには出来なかった戦術だ。
この作戦はマチスにとってかなり印象深かったようで部下達には奇策と称したらしい。
にしても22年前のクチバジムで使った同じ作戦をランクマッチでも使うと過去に対するリスペクトが半端ない
本当にいいリスペクトだ……
サトシとビスケスのハイレベルな攻防!
尻尾をアース代わりにする作戦の他にもライチュウのボルテッカーを受けてアイアンテールで受身を取ったり、不意のアイアンテールも咄嗟のリフレクターで防御したりとこの二人のバトルはレベルが高い!
22年前クチバジムマチス戦でピカチュウが尻尾をアース代わりにして電撃を受け流した作戦を今回のクチバジムビスケス戦でも使ったのはリスペクトポイント高すぎる
— おたすけ (@otsk_poke) 2020年3月23日
その上でボルテッカーで力押ししたり、アイアンテールで受身を取ったり咄嗟のリフレクターと二人の強者感強い #Anipoke #アニポケ pic.twitter.com/E4nqMuO82P
ゲンガーも技を放ちながら相手の攻撃を避けたりと初戦ながらライチュウを打ち破り大活躍した!
ゲンガーの技構成はシャドーボール、ナイトヘッド、冷凍パンチ、サイコキネシスだがサイコキネシスがとにかくチート技で笑う。
やはりアニポケのエスパー技は最強である。
ゲンガーが技を撃ちながら相手の技を避けたり変則的な動きで相手を撹乱したり壁抜けをバトルでも使ったりこの初陣で実力が高いこともわかった
— おたすけ (@otsk_poke) 2020年3月23日
あとサトシの指示の出し方が格好いい! #Anipoke #アニポケ pic.twitter.com/EYK7KRy2MF
そしていつものサトシらしい奇抜な戦法も今回のバトルでは見られた!
何ところがる攻撃で攻めるマルマインに乗り、アイアンテールでブレーキを掛けて逆回転!そのまま壁に衝突させた後、トドメを刺すといういつもの無茶苦茶なサトシである
アイアンテールでブレーキを掛けた時はなるほど、そうやってマルマインを止めるのか…と普通に感心してしまうレベル
ちなみにピカチュウがマルマインの上に乗るのは元ネタがあるらしい。
確かポケモンスナップというゲームでイマドキの人は全然知らないかもしれない*1
見てわかる通りめちゃくちゃ古いゲームなんで……
そしてマルマインが死に際に放つ誘爆もしっかりエレキネットでガード!
エレキネットで自分を囲うのはウラウラ試練のミミッキュ以来。
咄嗟のアクシデントも対応できるサトシとピカチュウの強さを見せつけた回でもあり、もうなんというかこう……めっちゃかっけえ………
おたすけ評価
サトシ参戦!ポケモンワールドチャンピオンシップス!!:★★★★★★★★★☆
個人的評価:★★★★★★★★★★
おたすけ評価星九つ!
- バトル回の評価基準
- ストーリー
- 展開
- 戦術面
- 演出
- 作画
- 意外性
- キャラクター
- その他
上記の内幾つかの項目を満たしている。またはどれかに特化しているか。
赤文字がプラスポイントで青文字がマイナスポイントだ。
また上記の項目は上から重要な物になっていくがこれは人の好みによって評価が変わるためあくまでもおたすけの評価として見てください。
ストーリー・展開
20年以上前の名試合であるサトシVSマチスだがそれを擬似的に再現するという展開というのがまずはアニポケファンからしたら激アツだろう。
内容もあの試合を最大限にリスペクトした内容で今回は初戦でありながらもファンにとって大満足の内容となった。
マチス戦をリスペクトした尻尾をアース状にするという戦法を20年越しに更に強力にアレンジさせたのはさすがサトシと言えるし視聴者からしても胸が熱くなる展開だったはず!
またバトルのテンポもかなりよく、お互いの技の指示が早いため強者感が視聴者にも感じ取れる。
戦術面
そして展開以上に一番の評価点になったのは戦術面だ。
- 尻尾をアース状にして電気を逃がすだけではなくアイアンテールにすることで衝突をやわらげる。
- アイアンテールで壁への衝突を回避してそこから更に攻めに転じる。
- 咄嗟のリフレクターでアイアンテールを防ぐビスケスの素早い対応。
- ナイトヘッドを出しながら10万ボルトを避ける。
- マルマインのでんじふゆうからの独自の戦法。
- マルマインのころがる攻撃をアイアンテールでブレーキを掛ける。
- 特性ゆうばくをエレキネットで防ぐサトシの素早い対応。
と戦術面で光る点がとても多く、トレーナーの判断力の速さも、ポケモンの判断力も分かるハイレベルでとてもいい試合だった。
作画
岩根雅明さんの一人原画。
バトル回の岩根さんの一人原画はよく動くが岩根さんだけではなく撮影など諸々が優秀で、スピード感溢れるバトルだった。
最後は一人原画マンとして有名な岩根雅明さんの作画集。初代3話の「ポケモン ゲットだぜ!」から参加しておりグレンジムから一人原画をやり始めシンジ戦や最強メガシンカ、アラン戦前半も一人原画しててもう何もかもスゴすぎる。コジロウとハルカのダンスがヌルヌルしてて好き。 #Anipoke #アニポケ pic.twitter.com/ovazdlEKzt
— おたすけ (@otsk_poke) 2019年12月15日
その他
マルマインで玉乗りするピカチュウとかポケモンファンなら思わず「おおっ」となるような小ネタもある。
こういうところで地味な話題性を作るのも◎
最後のまとめ
初戦から面白いぞ!ポケモンワールドチャンピオンシップス!
過去と絡ませたり、過去のジム戦と同じ作戦を取るというリスペクト精神、ハイレベルなバトル、作画の良さとどれをとっても面白い名回でしたね!
ちなみに今日のクチバジムは何と22年前のクチバジム戦と同じ脚本家冨岡さんが作ってました!
— おたすけ (@otsk_poke) 2020年3月22日
リスペクトとして過去要素出してくれたのもあの時と同じ脚本家という事実もどちらも嬉しい #anipoke #アニポケ pic.twitter.com/Co6dQzb6Xo
そして22年前のクチバジムと今回のクチバジムはなんと同じ脚本家である冨岡さん!
サン&ムーンシリーズでもジムバトル!Zワザ対メガシンカ!!もタケシやカスミに対するリスペクトやサトシらしさを表現出来ていて素晴らしい脚本でしたのでやはり一番の古株の書く脚本はひと味もふた味も違う!
どうでもいいけど22年前のマチスは日焼けしていたが今回のマチスはゲームと同じく肌が白くてわろた
初代アニポケはジムリーダーのデザインが色々違ったりするので修正されてるなぁ
ちなみに星九つの理由はドラマ性に若干薄いというか、星マックスに上げるためにはやはりシンジ、ククイ、ショータ戦のように積み重ねが大事だと思っているので逆に言えばその積み重ね以外は完璧なバトル回だったとも言える。
久しぶりに過去にガッツリ触れる回でしたがアニポケファンなら満足するような面白い回だったからこれからも楽しみにしてるぜ!
*1:この話から一年半後ぐらいにポケモンスナップがリメイクされた。びっくりだぜ