アニメダイヤモンド・パールは独自のテーマ性をよく描けていた【ヨスガコレクション!ポケモンスタイリストへの道!!】

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ヨスガコレクション!ポケモンスタイリストへの道!! 感想

脚本家:武上純希

絵コンテ:浅田裕二

演出:浅田裕二

作画監督:岩根雅明

 

 

YouTubeチャンネル開設!

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ヨスガコレクションに参加!ポケモンスタイリストとは?

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今度こそヨスガジムに挑戦!

としようとしたサトシたち一行だが何とメリッサさんはおやすみ!

ヒカリがポケモンコンテストヨスガ大会に参加した時(2007/10/04)も居なかったので、ジムリーダー不在は二回目だ。(しかもこの時の放送は2008年7月10である。)

こんなにジムリーダーが不在な時があるの?と元ジムリであるタケシに聞くヒカリにタケシも首を傾げていた。

タケシはジロウくんにジムリーダーを任せたしね(尚、この件についてはダイパ最終回後の特別編で明かされる真実がある)

 

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そこでアイドルポケモンスタイリストであるパリスさんと出会う。

前回のタッグバトル大会でサトシとシンジが優勝したのが印象深かったようでサトシのことを覚えていたようだ。

尚、自分はベスト4です!とパリスさんにアピールするタケシだが覚えてもらってなかった模様。これにはグレッグルもにっこりしていた。

 

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そんなパリスさんにヒカリとサトシはヨスガコレクションに参加しないかと言われる。

ヨスガコレクションは誰でも参加でき、ポケモンを飾る手作りアクセサリーの発表会とのこと。

優勝者にはポケキャンのグラビアを飾ることができるらしい。

 

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参加する二人はデザインを考えてタケシに作ってもらうことに。タケシ参加しないけどちゃんと作ってあげるなんてマジで偉いな……。本当に家庭的に男だ。

そしてヒカリはどういうデザインにするか迷っていたようだった。

 

ロケット団もヨスガコレクションに参加だ!

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そしてムサシも参加!

衣装作りはいつもの如くコジロウが作ることに!

でもコジロウは衣装作りにモチベーションが湧いているのかやる気満々!

衣装を作ってるタケシやコジロウがやる気に満ち溢れてるのってなんかいいよね。

 

ハデハデなチョウコさん登場!

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実家が金持ちで高いアクセサリーを複数所持しているチョウコさん。

そんなチョウコさんに興味が湧いたのかミミロルが近付いたが厳しい目付きを向けてミミロルを一蹴。

そして取り巻きと一緒に軽い罵倒というコンボをかます。

 

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そんな中ポケリストを開拓しているという有名人ホシノは派手すぎるチョウコを見てスタイリストの極意はもっと別にあると言う。

そう、ポケモンスタイリストもコーディネーターも同じだと。

 

ヨスガコレクション・サトシの場合

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サトシのコーデはユーモア溢れる雷様モチーフ。

恥ずかしそうにしているピカチュウが実にキュート。


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審査員のホシノさんはサトシが出るまではつまらなそうに見ていたがさすがにサトシのこの格好には笑っていた。

けど、ピカチュウらしさとピカチュウを魅せる演技が高い評価を受けており辛口審査のホシノから初めて褒め言葉が出た。

ちなみにピカチュウの背中には太鼓があるんだけど、背中の太鼓をアイアンテールで叩くという発想は天才だと思う。

 

ヨスガコレクション・ムサリーナの場合

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そんなサトシを見て中々やるなジャリボーイと褒める(変装した)コジロウ。

そんなコジロウをコジロウだと気付かずにあれは自分が作ったんですよと隣に座ってアピールするタケシ。

いや、そのコジロウほぼ変装してないやんけ。気付けよ、タケシ。

そして次のムサシの衣装は自分が作ったとアピールするコジロウは「シンプルに仕上げた」と言っていた。

だが派手好きなムサシはこのコーディネートが気に入らずにメイクをしていたためダサい姿になってしまったのだ。


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自分の自信作を改悪され泣いていたコジロウだがタケシは冷静に「あの余計なメイクさえなければあの衣装は完璧だ!」とフォローする。

こうしてタケシとコジロウの友情が芽生えるのであった……

敵同士じゃなければ意外と気があったのかもしれないな。

無印のゆうれいまつりでも同じ女に惚れてたし。

 

ヨスガコレクション・チョウコの場合

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チョウコ様はムウマージが相棒みたいだ。

ヨスガコレクションでムウマージとはアニポケではトップコーディネーターであるメリッサを意識しているのかも。

一応あっちもゴージャスなドレス着てるし。


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サイコウェーブでドレスを華やかに魅せるチョウコ様。

ド派手な演技をされたら次に出るヒカリのインパクトが薄れるんじゃないかとタケシも心配。


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にしてもこの作画はいかにも岩根雅明という感じがして好きだ。

 

 

ヨスガコレクション・ヒカリの場合

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一方でヒカリはチョウコ様とは真逆のシンプルなコーディネーション。

ヒカリに純白のドレスめちゃくちゃ似合うしミミロルも可愛い!


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ポケモンコンテストヨスガ大会、ズイ大会ではポケモンを魅せる演技を忘れたヒカリがノゾミに「主役はポケモンである」ことを教えられ、それを活かして優勝したのがミクリカップだが今回のヨスガコレクションにも活かされていてよかった。


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これはダイパの終盤まで本当にそうだけどヒカリのミミロルと言ったられいとうビームなので、ここで得意技を披露するのもいいよね。

このれいとうビームが後々コンボ技になるのはまた別のお話。

 

あくまで主役はポケモン!

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サトシはユニーク賞、チョウコ様はアクセサリー賞、そしてヒカリが優勝してクラウンが授与された。

ポケモンが主役というのはダイヤモンド・パールてのコンテストに置けるテーマの一つでサトシとシンジで描いた価値観もそうだがダイヤモンド・パールはテーマを決めてそれを完全に描ききった唯一の作品と言える。

 

おたすけ評価

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ヨスガコレクション!ポケモンスタイリストへの道!!:★★★★★★☆☆☆☆

個人的評価:★★★★★☆☆☆☆☆

おたすけ評価星六つ!

  • 重要回の評価基準
  1. 起承転結
  2. 主役の活躍度
  3. ストーリー
  4. 展開
  5. 演出
  6. 作画
  7. キャラクター
  8. その他

上記の内幾つかの項目を満たしている。またはどれかに特化しているか。

赤文字がプラスポイント青文字がマイナスポイントだ。

また上記の項目は上から重要な物になっていくがこれは人の好みによって評価が変わるためあくまでもおたすけの評価として見てください。

 

主役の活躍度・ストーリー・展開

ヒカリの成長を如何に魅せるかという回でした。

ヨスガ大会から演技の派手さに囚われ失敗続きの彼女がミクリカップの一次審査ではシンプルにエテボースの良さを引き出してトーナメントに進出。

テーマ性の掘り下げもあり、ダイヤモンド・パールのコンテストがどういう作品かを決定付ける回でもあったと思います。

ヒカリの物語の軸を見せつつキャラの個性も魅せたいい回だったと思います。

縦軸、横軸共に伸ばし方が上手い回でしたね。

 

キャラクター

今回は各々がデザインした衣装を着るということでサトシ、ヒカリがどう言った衣装を持ち込むかが分かりましたね。

ウケ狙い且つピカチュウのでんきタイプという個性をベースとしたサトシにミミロルのれいとうビームから着想を得て雪の精というイメージで作ったヒカリ&ミミロルの純白のドレス。

他にもタケシとコジロウが衣装作りで意気投合するという意外な一面が見られたりしました。

ポケモンを奪う際に衣装をめちゃくちゃにされて露骨にテンションが下がってたコジロウも面白ポイントですね。

 

起承転結

審査に落っこちたムサシが腹いせにパリスさんのミミロップを奪おうとするシーンがあります。

これで起承転結の転の部分を作ろうとしていますが、正直ロケット団が妨害しなくても上手く纏まってたんじゃないかなと思います。

ロケット団が妨害したことにより尺が足りず結果的に描写不足に陥った訳でもないので赤枠でも青枠でもない黒枠ですがここのくだりは個人的にはもう少し変化を付けてもいいかなーと。

多分転結を上手くまとめるなら俺はロケット団抜きでも何かしら方法があったんじゃないかなと思った。

ロケット団って起承転結を上手くまとめるには確実な手段でコイツら出しておけば綺麗な終わり方は作れるんです。

サンムーンの「クワガノンレース」のようなロケット団のレース中の妨害によって劇中のキャラ(マーマネ)が成長するみたいな使い方はとても上手い描き方ですが、今回は起承転結を上手くまとめたいからロケット団に逃げた感じがしたのでここをロケット団という便利な悪役に頼らずに結末を描いていたらもう少し評価は上がったのかも。

 

最後のまとめ

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ポケモンなりきりコンテストといいこういうレギュラーの個性や思想が出る回は確実に当たり!

個人的な感覚としては★5ぐらいの印象だったが客観的に見てみるとかなり上手くまとめられた回でした。