氷の女王とグレイシア 感想
脚本:松井亜弥
絵コンテ:古川晟
演出:古川晟
作画監督:大西雅也.伊藤京子
今回はかなりボロクソな評価なので苦手な方は読まないことを推奨します。
YouTubeチャンネル開設!
▽ 宣伝
当チャンネルではアニポケに関する感想・考察やポケモン全般の 情報を追うチャンネルとなります!
よろしければ、チャンネル登録、高評価よろしくお願いします!
サトシ、学校へ行く
コハルがイーブイをゲットした以来のゴウ学校登校回。
今回はなぜか友人のサトシも連れていくことに。
クラスの発表のテーマが友達らしく、実際にサトシを連れて発表するらしい。
サトシを友達として認めているゴウによかったねと呟くコハル、
第一話の幼少期では上記のようなセリフを言っていたことも考えれば感慨深いものがある。
サトシがポケモンのことばかり考えているのは間違いない。
という漫才を繰り広げていました。
サトシのWCS36位という肩書きとかではなくサトシのポケモンに対する愛情について紹介したのは面白ポイント。
訳あり転校生登場
この可愛い女の子の名前はレジーナ。
見た目的にクーデレに違いない。俺は詳しいんだ。
一般の学校ではポケモンをポケモンガーデンに預けるらしい。
一般の学校についての描写は今までなかったから珍しいと言える。
グレイシアの勘違い
転校生のレジーナに興味津々なクラスメイトは好奇心で詰め寄るが、レジーナが追い詰められていると勘違いしたグレイシアがみんなを凍らせてしまった。
レジーナは過去にいじめられていた過去があり、その際にグレイシアに助けられたことがあった。
その助けた方法がいじめっ子を凍らすという方法なので、勘違いで凍らせてしまったことをグレイシアの代わりにレジーナが謝罪していた。
ただコハルたちはそんなに気にしていない模様。
レジーナ、孤立してしまう…
だがコハル、サトシ、ゴウと違い他のクラスメイトはレジーナを避けている。
このこともあってか両親は前持ってサクラギ博士にグレイシアを預けようとしていた。
グレイシアが誰彼構わず吹雪を放つことでレジーナが孤立するから娘のことを思ってのことだ。
孤立したレジーナを弁当に誘うコハル。
レジーナのことを気遣っている。
だがレジーナはお誘いを拒否し、先生に呼ばれているからと行ってしまった。
先程の件で学校を辞めさせられると勘違いしていたからこのような態度を取ったらしい。
氷の女王ってむしろかっこよくね?
その後レジーナの勘違いが発覚し、みんなで仲良くなったところでグレイシアを出したがグレイシアはすぐに倒れてしまった。
頻繁にふぶきを使うからパワーを使い果たしたらしい。
昔からいじめっ子を凍らせてきたので体力を使い果たしたのだ。
にしても氷の女王というワードは悪口なのかよく分からんな????
さすがに声優の演技的にバカにしてるんだなと分かるけど。
氷の女王を連呼して虐める小学生多分日本中どこ探してもいない。
ガラル地方ではルージュラのことを畏怖を込めて氷の女王と呼んでいるのにお前らと来たら…
そして両親がやって来て、やはりグレイシアがまた問題を起こしたのかと早とちりしたところでレジーナが今までのことを説明し始めた。
…………え?
グレイシアに助けてもらったことを言ってなかったの?
そら、両親も勘違いするわけだわ。
今回の話の問題点を語る
- レジーナ
いじめられっ子。グレイシアに助けてもらってたのに両親にそれを一切説明しない。グレイシアが倒れてようやく目が覚め両親に説明をした。
- レジーナの両親
何も知らないのにグレイシアをサクラギ研究所に預けようとしていた。
- グレイシア
いじめっ子であろうとなかろうととりあえずレジーナに近寄る奴は全員凍らしていた。
な、何なんだこいつら…………
特にレジーナとミーチェ(グレイシアのニックネーム)がヤバすぎるだろ
いじめっ子以外も凍らせてレジーナが孤立する原因を作ったミーチェに、勘違いした両親に助けてもらったことを説明しないレジーナ。
極めつけはミーチェが危ない状態になってようやく両親に話すという行動の遅さ。
も、問題児ばかりやでえええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!
問題児しかおらんよ!今回の話!!!
レジーナの成長物語という訳でもないし、コハルのブイズを絡めた将来に関する縦軸の話でもないし、ただ単にミーチェが倒れたことで目を覚ましたレジーナが両親にようやく誤解を解いただけの話だった。
そもそも虐められていた理由が絵本に出てくる氷の女王にレジーナが似ているというものでその点に関してはレジーナに一切非がない。
コハルのいる学校でも問題を起こしたのはミーチェであり、ミーチェの非をむしろ頭を下げて謝罪をしていたぐらいだ。
イジメなんて非がなくても非があっても起きるものだ。
しかしこれはアニメであり、アニメにはストーリーがある。
レジーナが成長するにはレジーナに何かしらの欠点、あるいは非がなければいけない。
そう、成長とは今まで出来なかったことを出来てこその成長なのである。
果たしてレジーナは成長できたのか?
そこに関していえば後日、クラスメイトには謝罪していた。
この謝罪が成長に入るかどうかと言うと、
入らない。
なぜかというとそもそもミーチェが凍らせた時にレジーナは既に頭を下げて謝罪していたからだ。
既に出来ていたことを改めてやっただけだ。出来ていないことが出来たわけじゃない。
そこに加えてミーチェやサトシやゴウのポケモンたちで氷のアスレチックを作ることで完全な和解としていたが何がしたかったのかマジで分からなかった。
今回レジーナが成長した部分は両親にミーチェのことをちゃんと説明したことぐらいか。
しかも説明できるようになった理由がミーチェがぶっ倒れたから。
いや、遅いが????
その後レジーナは元の学校に戻ってポケモンバトルをして強くなることに。
レジーナは今度は私がミーチェを守る番だと言っていたけど守れるようになったのかね……。
少なくても自分を虐めていた子供たちとは楽しくバトル出来る関係にはなったらしいけど。
おたすけ評価
氷の女王とグレイシア:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
個人的評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆
おたすけ評価星一つ!
- 日常回の評価基準
- 起承転結
- 主役の活躍度
- キャラクター
- ストーリー
- 展開
- 演出
- 作画
- その他
上記の内幾つかの項目を満たしている。またはどれかに特化しているか。
赤文字がプラスポイントで青文字がマイナスポイントだ。
また上記の項目は上から重要な物になっていくがこれは人の好みによって評価が変わるためあくまでもおたすけの評価として見てください。
展開
学校でのイジメというテーマを元に作ったのは展開の項目のうち独自性でポイントが入る。
実はアニポケでこの手のテーマを取り扱ったことはない。
演出
BGMでのイジメの深刻さを演出させたり、ゴウとコハルの学校で孤立した時のレジーナに対する周りの静かな反応はややリアル寄りの演出と言える。
主役の活躍度
無論コハルもコハルのイーブイの成長や将来に関する関して何も無かったので重要回として減点対象となる。
仮に日常回としてもレギュラーキャラ何もして無さすぎて減点対象にはなるのだが。
ストーリー
テーマ性の部分で大きく減点が入る。
理由は散々文句を垂れた通りだがまとめると、
- まずコハルの縦軸の話ではない
- 上記に加えてゲストキャラの成長物語でもない
- テーマ的に当然だが世界観を構築する物語でもない
- 今回は横軸の側面が強いがキャラクターの掘り下げ回を行う回でもない
- グレイシアではなく他のこおりタイプのポケモンでも出来るストーリー
- 登場人物みんなに何かしら問題があり(ここはあまり問題ではない)
コハルの縦軸のストーリーであるか、またはコハルの縦軸のストーリーではなくゲストキャラが主軸ならばレジーナまたはミーチェの成長物語であるか、そしてグレイシアである理由があるのか、どれか一つでもちゃんと満たしていたればドラマ性の項目のうちストーリーで減点が入ることは無かったと思います。
最後のまとめ
ブログ始めてから★1を出すの初めてだわ。
演出とテーマはよかったと思います。
あとどうでもいいけど珍しくサトシのウオノラゴンがまた出てきて嬉しかった。
別に不快感もなかったし俺は嫌いじゃないけど、こんなやべえストーリーは久々に見た。