浅田裕二さん、貴方が監督をやってください【神と呼ばれしアルセウス】【テンガン山の大熱戦】【奇跡の輝き!シンオウ伝説!!】

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テンガン山の大熱戦!! 感想
脚本:冨岡淳広

絵コンテ:浅田裕二

演出:浅田裕二

作画監督:岩根雅明、志村泉

 

奇跡の輝き!シンオウ伝説!! 感想
脚本:冨岡淳広

絵コンテ:浅田裕二

演出:浅田裕二

作画監督:岩根雅明、志村泉

 

神と呼ばれしアルセウス前編

 

 

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囚われのヒードラン、動き出すシロナ

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この怪物の正体はヒードランではなく、ヒードランとひのたまプレートの力で出来上がったものだった。

実際にこの怪物の中ではヒードランがぐったりとしていた。


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遠くではシロナがその光景を見ていて、髪を解いて向かうことを決意。

ヒードランが暴れてみんな不安よな、シロナ、動きます。

 

タケシがギンガ団を足止め!

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くさタイプという理由でサルノリを引っ込めるゴウ。

代わりにエースバーンを繰り出し、みんなでギンガ団と交戦し始めた。

 

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しかし苦戦していて中々ヒードランの元へ迎えないので、タケシがしんがりを務めることに。

ハガネールもSMぶりの登場で嬉しい。

やっぱりタケシの一番のパートナーといえばハガネールだもんね。

 

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グレッグルはサターンのドクロッグを、ハピナスはマーズのブニャットを、ハガネールはジュピターのスカタンクとバトル。

一対三とは大変だけど、今回の話のタケシはバトルでも分析でも頼れるトレーナーとして描かれている気がする。

ハピナスのメガトンパンチがブニャットに炸裂して、怪力設定がちゃんと残っているようで本当に良かった。

 

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ちなみにこの指示の出し方は岩根雅明さん独特のものです。みなさん覚えておきましょう。

  1. タケシ:神と呼ばれしアルセウス3話《テンガン山大熱戦!!》
  2. サトシ:ダイパ157話《フカマル、ゲットだぜ!》
  3. アラン:XY130話《決勝戦!サトシ対アラン!!》
  4. サイトウ:新無印86話《メガシンカVSキョダイマックス》

 

ゴウのインテレオンに憧れるヒカリのポッチャマカワヨ

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サトシはウオノラゴン、ゴウはインテレオン、ヒカリはポッチャマで水の塊をヒードランに飛ばして止めようと試みる。

この時のインテレオンのクールな姿にポッチャマは瞳を輝かせた。

自分の真似をするポッチャマに困惑していたインテレオンの姿もまた可愛らしい。

 

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そして三匹の力とエムリットたちの力を借りてヒードランにぶつけるも、何と逆効果!

七夜の願い星ジラーチに出てきたメタグラードンみたいになってしまった。

さすがにあっちの方がめちゃくちゃデカイ上に触手が追ってきて人間やポケモンを栄養源にするのでホラーじみていたけど。

 

シロナ参戦!新たな手持ち公開!?

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タケシが足止めする中、シロナがやってきた!

自分のガブリアスを連れてサトシたちの元に向かうようにお願いするシロナ。

ギンガ団の足止めを代わりに引き受けてくれるようだ。

タケシは自分のハガネールとシロナのガブリアスを連れてサトシたちの元に向かう。

ハピナスとグレッグルはシロナの手伝いをすると言っていた。

グレッグルにとってはドクロッグをぶちのめしたいだろうしね。

そしてシロナは新たにロズレイドを出した。

今までのシロナの手持ちはDPでガブリアス、トリトドン、BWでグレイシア、新無印でジャラランガが判明したがまさかの五体目がここで出てくるとは思わなかった。

残り一匹はミカルゲ?ルカリオ? サトシと被らせないようにミカルゲな気もする。

 

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シロナが提案した足場を崩して地面の力で消火する手段をサトシたちに伝えるタケシ。

この時タケシが何故か脱ぎ始めたが恐らくサンムーンの頃メガシンカする際に脱いでいたのでその影響だろう。

 

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ちなみにサンムーンの頃脱いでいたのは原作パロだ。

メガシンカは結局しなかったが、サンムーンの影響で脱ぐ癖が着いてしまったのか……?

 

ヒカリのマンムーだァァァ!!!

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ハガネールとガブリアスで穴を掘り、ピカチュウのアイアンテール、エースバーンのかえんボール、そしてトドメにマンムーのげんしのちからでヒードランの足場を崩すことに成功した。

新無印になってからポッチャマ以外がまともに出てこなかったからマンムーに活躍の場があって嬉しい。(マンムーの声優が中村悠一さんになっててびっくり)

だけどこれだけではヒードランの暴走は止まらずついに時空の扉は開いてしまった。

 

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そこにアルセウスがやって来て、自身の力でサトシたちが作った以上の巨大な水の塊をぶつけようとする。

サトシはこれを「すげえ…!海が生まれてくるみたいだ…!」と言っていたが神であるアルセウスのすごさを簡単に表したいいセリフチョイスだと思う。

なんたって地球の七割近くは海だから、その海を生み出せる創造ポケモンアルセウスの力は絶大だと視聴者にも伝わってくる。

 

サトシさん、気合いを入れる!

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エムリットたちのエスパーの力で浮かせてもらいアルセウスの力で炎のヒードランの内部に入り込みヒードランを救出するという作戦だ。

サトシが気合いを込めて帽子の鍔を後ろに回している!

 

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ルギア爆誕のアーシア島で世界を救うと決意した時やハルカやピカチュウを脱出ポッドに入れて自分は神殿が崩れないようにクリスタルを嵌めに行くところ、タクト戦で残り一匹になった時などここぞという時に見せる気合いの入れ方が見れるなんて感激だね。


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力なく倒れているヒードランをゴウのエースバーンの炎で包み、さらにピカチュウのエレキネットでコーティング。

だが途中でヒードランを守るバリアは消えてしまい、最後はエムリットたちのサイコキネシスとサトシたちが引っ張ったことによりヒードランを救出できた。

 

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マジでみんなの手持ちが色々出てきていてビビるな。

そういえばヒカリってタケシのハガネールを見るの初めてだよね。

DPでは特別編で出ていたけど、サトシやヒカリと別れた後だったし。

 

タケシのお約束!

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そして事件が終わりタケシはいつもの調子に!


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シロナさんに愛の花束を送ったけどグレッグルによって制裁を受けた。この感じ、DPを見ていた人ならめちゃくちゃ懐かしい流れだ。

実はタケシってシロナさんに言い寄ったことはあまりなかった気がする。

シロナさんが出てくる時は大体大事な時だからその雰囲気を壊さないように空気を読んでいるのだ。(脚本的な意味で)

 

サトヒカのハイタッチキタァァァァァァ!!!

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前回はピカポチャのハイタッチがあったが今回はついにサトシとヒカリのハイタッチが来た!

ダークレ回、ディパル回ではハイタッチがなく残念がる声がたくさんあったがまさかこっちでやるとはね。

なんというか浅田さん、富岡さんはファンの求めてるものが分かっているかのような話だった。

コイキング売りのオヤジやハイタッチの懐かしの要素もそうだし、タケシのハピナスみたいな昔からの変化だったり、シロナのロズレイドみたいな新要素だったり。

 

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サトシとヒカリと言ったらやはりハイタッチだよね。オープニングタイトルにも使われてるほどだし。

 

テルくん!?

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最後はテルくんをチラ見せ。レジェンズアルセウスもよろしくってワケね。

にしても今回は全話同じメンツで脚本絵コンテ演出作画をやった訳だけど本当にすごい。

特に岩根雅明さんは全話一人原画をしたわけか…。

 

おたすけ評価

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神と呼ばれしアルセウス:★★★★★★★★★★

個人評価:★★★★★★★★★★
おたすけ評価星マックス!

  • 過去キャラ回の評価基準
  1. 起承転結
  2. 主役の活躍度
  3. キャラクター
  4. ファンサービス
  5. ドラマ性
  6. 展開
  7. 演出
  8. 作画
  9. その他

上記の内幾つかの項目を満たしている。またはどれかに特化しているか。
赤文字がプラスポイント青文字がマイナスポイントだ。
また上記の項目は上から重要な物になっていくがこれは人の好みによって評価が変わるためあくまでもおたすけの評価として見てください。

 

ファンサービス

特にタケシのラッキーが進化して、ハピナスになったのはポケモンドクターとしての分けりやすい成長の仕方でした。

シロナの新しい手持ちであるロズレイドも新要素として微加点。それとタケシのナンパやサトシとヒカリのハイタッチも再現として加点ですね。

にしても初代からDPまで皆勤賞だったコイキング売りのオヤジが18年振りに登場したり、ピカチュウの形態模写だったり懐かしい要素が盛りだくさんだ。

ファンサービスで加点がかなり入っている。

 

ストーリー・起承転結

ダイヤモンド・パールのギンガ団編から上手く繋げていて、ひのたまプレートやもらいびによる暴走など富岡さんらしい特性の解釈でしたね。

また各キャラが最低限の役割を果たしていて、常にやることがあったのも加点対象です。

特にほのおタイプのエースバーンや水タイプのポッチャマ、インテレオン、ウオノラゴン、げんしのちからを覚えたマンムーなどそれぞれのタイプや技を適切に使うためにポケモンを使い分けられていたのもよかったです。

ギンガ団の幹部たちの目的も実にシンプルで、ダイヤモンド・パールで異世界に消えたアカギを探し出すということ。

しかしここで下手にサトシたちが異世界に行ったり、アカギを登場させて風呂敷を広げるのではなくあくまでもヒードランの救出に専念したことが上手くまとめられた一番の要因です。

色々要素は散りばめられていながらもシンプルな構成でしたね。

このストーリーもダイヤモンド・パールがあってこそで、アカギのその後について触れるストーリーだったのでドラマ性に大きな加点になる。というか実質ダイヤモンド・パールの続きだわ。

しかしアカギについて解決できるストーリーならダイヤモンド・パール完結編としてもっと評価は上がっていたかも。

 

展開

ギンガ団との対決や懐かしのメンツとの再会、そして暴走した巨大ヒードランを止めてシンオウを救うという面で積み重ねシチュエーションで加点。

 

演出

コイキング売りのオヤジ、くるくる回るヒカリ、ピカチュウのモノマネ、火炎放射で髪がボロボロになる、サトシが帽子の鍔を後ろに回すなどアニポケに長く携わっている浅田裕二さんらしい懐かしの演出の数々。

ピンプクやアカギ様の回想シーンなどもここに入ります。

 

キャラクター

掘り下げセリフで共に加点。

豪華景品を貰った時の三人のそれぞれの反応やクールなインテレオンに憧れるポッチャマ、シロナが作った書物等々小さな掘り下げもたくさんありましたが、セリフ回しも結構独特でしたね。

アルセウスの力を見て海を生み出せるといったサトシの発言もそうでしたが、タケシのギンガ団はシンオウ警察によって壊滅させられたはず…!という視聴者に対するセリフにマーズの余計な説明ありがとうという皮肉とメタを込められた発言は変わった使い方だったと思います。

セリフに関しては演出の項目での表現でも加点が入っています。

 

その他

ギンガ団がなぜ脱獄できたのかとかそういう説明が一切なかったが、ストーリーの本筋には特に関係ない部分なので大きな減点にはなりませんが一応減点にはなります。

余計な説明は省きつつも必要な情報は開示していてよかったですね。

特に今回の話はダイヤモンド・パールを見ていないと分からないはずのストーリーだったのにアカギに関しての説明がちゃんとされていました。

この際に視聴者にわざとらしく説明するのではなくサトシ、ヒカリ、タケシではなく今回初めて事件に関わるゴウに説明することで間接的に視聴者にも伝えられるという上手い説明の仕方をしていましたね。これも含めてエースバーンやインテレオンを使ってちゃんと活躍もするしでゴウの扱い方がめちゃくちゃ上手い。(ここもセリフの項目で加点に入っている。)

 

最後のまとめ

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全てにおいて高水準なクオリティで仕上げていた話でした。

浅田裕二さんに関してはマジで次回作で監督をやって欲しいと心から思ってしまった……。

実際書き終わって色々考えてみると大量の加点要素があった回だったので完璧と言わざる得ない。