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サトシのデザインが戻ってる!
新無印と比べて瞳孔が細くなりかっこいい顔立ちとなった。
①:瞳の形が蒲鉾型であること。
— おたすけ (@otsk_poke) 2021年8月21日
②:瞳孔が縦に長いこと。
③:瞳孔は横に広くないこと。
④:瞳はそこそこ大きいこと。
違和感のないサトシのキャラデザは恐らくこれが条件。
SMは①④が満たせてなくて新無印は①②③が普段は満たせてない。 pic.twitter.com/NDTH6Xj1PL
すげえ昔サトシのキャラデザについて触れたけど、やはり瞳孔は細長いに限るよ。
ついでに目以外の服装も劇場版ポケットモンスターきみにきめた!と同じデザインだ。
つまりこの話は現行とは関係ないパラレルワールドの可能性もあるということだ。
サトシのパパとサトシが出会う!?
サ、サトシのパパー!
俺の第一声はまずはこれだった
サトシのパパの話に触れられるのは本編では無印2話ぶりだろうか。
つまりあのロケット団トリオが初登場した回ぶり25年半ぶりなのである。
サトシの母親ハナコの口からお父さんの話はあったけど、サトシの口から自分の父親の話をするの初めてだなぁ。夢の話ってポケモンマスターのことを笑われたのかな。ちなみにサトシパパは25年間放浪中らしいw #アニポケ #anipoke #ポケットモンスターココ #ココ pic.twitter.com/Yd3iqhWlOK
— おたすけ (@otsk_poke) 2022年11月18日
とはいえ最新映画の劇場版ポケットモンスターココでもサトシの口から父親について触れられていたので、アニポケファンの記憶には新しいかもしれない。
サトピカコンビが木の中で眠っていたが野生のベロリンガに起こされてしまった。
起きたらピカチュウが居なくなってたのだ。
ていうか野生のポケモンが普通に寄ってくるなんて野宿って怖いな
心優しいベロリンガでよかった…
そしてピカチュウを捜している最中、ハルトという少年と出会う。
ハルトの話ではヘンな服きたヘンな奴らが連れていたらしい。
ノスタルジックな演出
ヘンな奴らの正体はやっぱりロケット団!
口上中に鍵を奪って勝手に開けちゃうサトシはなんていうか無印らしさがある。
無印というか初代カントー編らしさだ。
実は初代カントー編のサトシ一行もロケット団の口上に飽きて聞き流すことがあったのだ。
どうでもいいけど豪華な食事と称して、ビスケットを4等分するロケット団に涙が止まらない。
そういえばお前ら昔もビスケット1枚を分け合って食べるひもじい生活を送ってたよな…。
こういうロケット団ほんと懐かしいわ
ポケモンに触りに行こう!
そしてポケモンを触ったことがないハルトのために野生のポケモンたちと触れ合いを試みるサトシ。
コンパン!昼だけど、コンパンハ…。
ダ、ダジャレ…!
しかし待って欲しい。
「少しは話を聞いてくれてもいいんじゃない?」「ちゃあ…(歯を見せる)」「あ、歯はある。歯無しじゃない。…話したくないってこと?」無印1話ポケモン!きみにきめた!(サトシ・ピカチュウ)
伝説の1話からこんな洒落たギャグをかましている。
つまりこのコンパンのノリは無印時代のノリと言っても過言ではない。
こんなノリは他のシリーズだとほとんど見られない。
「俺にはサトシっていうちゃんとした名前がある。そうさ、俺はサトシさ。サト『シ』…。サトシの『シ』は4番目のシ…。」「気をしっかり持て!俺もタケ『シ』だ!」「私もムサ『シ』ー!」無印31話ディグダがいっぱい!(サトシ・タケシ・ムサシ)
無印時代には他にもたくさんギャグシーンがあり、シゲルに4番目のサト『シ』と(御三家ピカチュウを貰ったマサラのトレーナーで4番目という意味)煽られ落ち込むサトシにタケシが俺も4番目だとアピールして励ますシーンにそこにムサシも自分も名前の最後に『シ』が付いてるとアピールするギャグなどもある。
ちゃんと無印の何たるかを分かっている1シーンだ。
そしてスピアーの襲撃。これまた懐かしいだろう。
巣を守るために襲ってくるというスピアーの習性でサトシ一行がピンチになるのは初代から長い間使われてきた伝統だ。
SNSなどではすごく懐かしい!と話題を呼んでいた。
この時の帽子を返す時のマンキーがめちゃくちゃ可愛いww
すごい悲しむ顔をしているからサトシも仕方なく自分の帽子をあげた。
帽子とマンキーの組み合わせでサトシのオコリザルを思い出した人も多いだろう。
実際ハルトの帽子を取り返すときに昔自分もマンキーに帽子を取られたと話していた。
つまり映画デザインだけど軸は本編ということか…?
不思議な少年ハルトの正体
ハルトと共にきのみを探していたら、とある一軒家に辿り着いた。
しかし女性が出てきた頃にはハルトは消えていて、女性から貰ったきのみパンやきのみも食べようとしない。
ハルト本人曰くお腹がいっぱいだそうで。
そう、ハルトはこの夫婦の息子だった。
そしてハルトは死んでいた。
ウッソだろお前……。
遥かなる青い空
ハルトは一軒家から退く時に上にも写ってる青空の絵が好きだと言っていた。
だからハルトが亡くなった今でも父は空の絵ばかりを描いていたらしい。
青い空に拘る理由はどう考えても息子の影響なので、一年経った今でも息子の死を消化しきれていないことがわかる。
そういえばハルトはサトシが握手しようとした時に露骨に話題変更して、握手に応じることは無かった。
つまり触れられないということだろう。
ハルトに会う前にゴーストタイプのゲンガーの石碑が大量に落ちていたが死者のいる森ということを示唆しているのだろうか?
ハルトはポケモンファンの隠喩
正体を知ったあと再びハルトと会ったサトシはピカチュウに触れさせようとする。
けど、ハルトの手はすり抜けた。
幽霊だからピカチュウには触れなかったのだ。
夫婦の話ではハルトは将来ポケモントレーナーになるのが夢だった。
けどハルトはポケモントレーナーになるどころかポケモンに触れることすらないまま死んでしまった。
ポケモンがいる世界に生まれて、ポケモントレーナーになりたかったのに、ポケモンに触れないまま生涯を終えるって相当な不幸だと思う。
考えるだけでも正直泣けてくる。
そしてこのハルト、同じくポケモンが好きなのに三次元と二次元という理由でポケモンに触れないポケモンファンのメタファーではないかと思った。
サトシの謎能力について考察
諦め気味のハルトにサトシは「じっとしててくれ」と言う。
そうしてハルトのことを抱きしめるとピカチュウに触れるようになった。
この謎能力なに?
唐突な展開に驚いた視聴者も多いと思う。
波導と言う視聴者も居るがサトシが波導を持っていることをもう少し掘り下げてみようと思う。
サトシの波導はAGから始まった
サトシが波導を持ってると判明したのは劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオだ。
この時ルカリオは波導で、主人であるアーロンを見分けていた。
この時一際青く光るサトシをアーロンと見間違えたのだ。
服装ももちろんあるがサトシの発する波導の量が大きすぎたからだ。
波導の伝達時には周りが暗くなる
そしてこの設定はダイヤモンド・パールにまで持ち込まれている。
劇場版と同じく波導を感じる時は辺りが暗くなる演出がされている。
リオルの波導を感じ取ったサトシは怪我したリオルを見つける事が出来たのだ。
波導を使う時、辺りが暗くなるのは劇場版、DP、新無印全てにおいて共通している。
新無印ではタマゴの中から強い波導を発するリオルにサトシは導かれ運命的な出会いをしていた。
波導には伝える能力がある
そして波導でルカリオに伝える時はサトシは目を瞑っている。
これは劇場版のルカリオやサトシのルカリオも同じだ。
波導には伝達する能力があることは「ルカリオとゲッコウガ!運命の波導!!」でも示唆されている。
昔作った動画があるのでそれを見たら分かるかも(4:50から)
サトシゲッコウガにも波導がある
これは余談なのだがガラル地方でバトルしているにも関わらず、ルカリオのあまりの強い波導にカロス地方のゲッコウガもその波導を感じ取った。
この時のゲッコウガも辺りが暗くなる演出がされている。
それだけではなく「ルカリオとゲッコウガ!運命の波導!!」のあらすじにもルカリオとゲッコウガ、2つの波導が今重なる───!と書かれている。
つまりゲッコウガにも波導要素があるということだ。
だからこそルカリオの波導を感知出来たんだ。
それを考えるとサトシゲッコウガになるキズナ現象は2つの波導がシンクロしているのかもしれない。
サトシが波導を持っているのはAGからずっとで、ゲッコウガも波導を持っていることが新無印で判明した。
キズナ現象はメガシンカに近い現象だが、メガシンカエネルギーは恐らく持っていない。
ゲームではメガシンカとキズナ現象は両立できるからだ。
結論:波導を使った可能性が高い
- サトシは膨大な量の波導を所持している
- 波導には伝達する能力がある
- 波導で伝達する時は周りが暗くなる
- 波導で伝える時は目を瞑る
①の情報を元に過去にあった②~④の項目を今回の話に当てはめると綺麗に揃ってくる。
今回サトシは感覚共有のために波導を使い、その時は周りは真っ暗になり、サトシは目を瞑っていた。
つまりサトシが完全に波導を使いこなしているという描写である可能性が高いと思う。
1つだけなら偶然で済む話だが、根拠と言える部分が4つもあるとなるとほぼ確定と言っても差し支えないだろう。
当たり前に感謝するメッセージ
この夫婦は失って初めて息子といる時間、その幸せに気付かされた。
当たり前がいつか当たり前じゃなくなる時がくる。だからこそ今ある当たり前に感謝する。
これが今回のテーマだった。
父親はこれからは息子が好きだったポケモンの絵も描くと決意し、息子の死に対してある程度消化できたみたいだ。
サトシとピカチュウがきのみを食べる時ハルトはこんなことを言っていた。
ハルトが死んでいると分かる前のセリフだが、知ったあとだとセリフの意味が全然違ってくるのがすごい。
サトシは旅に出掛けてるからママの手料理が食べたくなり、ハルトは死んでいるのでそもそもいつも食べていたものが文字通り食べることができない。
だからこそママの手料理という当たり前にあるものにサトシは感謝しながら味わった。
涙を流しているのはきっとハルトやハルトの両親から当たり前は実は当たり前ではないことを教わったからだろう。
ちなみにビスケット1枚を4等分にするロケット団にとってこれだけ大量のコロッケは当たり前じゃないのでめちゃくちゃ感謝しながら食っている。
ちなみにパパには会えなかった
多分ハルト=サトシパパのミスリードのためだけに話題に出されたな。
サトシがいるという当たり前
当たり前にあるものが実はそうじゃない。ただそこにあるだけでなんて幸せだったんだろう。
夫婦のセリフだが今だからこそこれを実感できる人も多いだろう。
25年以上サトシがいるのが当たり前だったアニポケだったが、その当たり前が当たり前ではなくなってしまう。
今回のテーマはそれを伝えるためのテーマだったと思う。
ナレーションには石塚運昇さん
またこの聞き慣れたナレーションはオーキド博士の旧声優石塚運昇さんだ。
続くったら続くに聞き覚えのある人も多いことだろう。
ナレーションに石塚運昇さんがいるのマジで泣ける………。
きっと過去のを使い回したんだろうな。
石塚運昇さんはサンムーン放送時、2018年夏に亡くなられた。
20年以上あった当たり前が当たり前ではなくなった瞬間でもある。
そんな当たり前が今日1日だけでも聞けて本当に良かったなぁ~~~…………
おたすけ評価
遥かなる青い空:★★★★★★★★★★
個人評価:★★★★★★★★★☆
おたすけ評価星マックス!
- 日常回の評価基準
- 起承転結
- 主役の活躍度
- キャラクター
- ストーリー
- 展開
- 演出
- 作画
- その他
上記の内幾つかの項目を満たしている。またはどれかに特化しているか。
赤文字がプラスポイントで青文字がマイナスポイントだ。
また上記の項目は上から重要な物になっていくがこれは人の好みによって評価が変わるためあくまでもおたすけの評価として見てください。
キャラクター
サトシが波導を使いこなす成長が描かれていて、その点が掘り下げとして加点された。
まさか波導を活かしてくるとは1ミリも予想していなかった……。
ストーリー
ドラマ性、テーマ性で大きな加点。
当たり前であることが当たり前ではないというテーマはサトシが降板するであろう今だからこそ伝えようと思ったのだろう。
ポケモンに触れることが出来ないポケモンファンのメタファーであるハルトの存在も考えると、メッセージ性の強い作品になっている。
それを解決する手段として波導を使ったのも、波導に伝える能力があることやサトシがその波導と関わってきた時間の重みまでよく理解してストーリーが練られていた。
展開
テーマ性をまず決め、そこからハルトを幽霊として設定し、サトシの波導で解決させるという展開は、3つの要素を上手く繋ぎ合わせていて無駄がない。
波導に伝える能力があると着目した点も見事で、妥当性に加点が入る部分だ。
演出
スピアーに襲われたり、コンパンのギャグを言ったり、ロケット団が貧しかったり、サトシがロケット団の口上を無視したり、マンキーの下りだったりと懐かしさを感じる。
ここでは表現に加点が入る。
そして音楽もSMやXY、それ以前のものが使われていてそこもまた懐かしさを感じる演出となっている。
キャラデザといいありとあらゆるところで懐かしさを感じる話だったな……。
最後のまとめ
本当はテーマについて触れるつもりだったんだけど波導のことを調べるのが思ったより捗ってしまった。
話の内容もよかったけど、懐かしい演出の数々にまたこういうアニポケが見たいなと思っちゃったわ………