無事最終回を終えたアニメポケットモンスターサン&ムーン
新しい試みがキャラクターデザイン、ストーリー、設定など諸々で見受けられましたが、アニメポケットモンスター史上一番の「メッセージ性」の強いアニポケになっていました。
今回はアニポケSMのいいところと悪いところを書き記していきます。
いいところだけ読みたい人は悪いところは飛ばしましょう。
いいところはベタ褒めするけど悪いところではボロクソに言うので。
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アニポケSMの魅力
アニメポケットモンスターサン&ムーンは旅ではなくスクールという拠点があり、定住地があります。
それ故に今までの型に囚われないことが出来ます。
そんなアニポケSMの魅力を書き記していきます。
レギュラーメンバーが多い!!
やはり一番はスクールメンバーが六人いるので色んなキャラが活躍するのが良い!
特にSMシリーズはBWシリーズと同じくリーリエやらグラジオやらグズマ、その他諸々と人気キャラが多いので盛り上がりがすごいですね。
まずヒロインが全員可愛い。
アニポケヒロインといえば歴代のヒロインみんな可愛いんだがサン&ムーンにはそのヒロインは三人いる。
つまり可愛さ三倍ってこと。
何てオタクに優しいアニメなんだ…。
レギュラーメンバー初のライバルキャラ!カキ!
サトシとは日々切磋琢磨バトルして互いにバトルの腕を競い合っている。
アニメ見るまではかっこいいと思ってなかったけど、アニメを見てからめちゃくちゃ好きになった。
かなり真面目な彼だがシスコンという一面もあり、コミカルな一面も描かれており原作とはまた違った魅力を引き出している。
マーマネもサトシやカキと仲良く、同じスクールメンバーでも女子は女子で、男子は男子だけで絡むことも多いです。
今までは旅の仲間でしたが、サン&ムーンでは友達として描かれることが多いですね。
男子だけでデンジムシレースで遊んだり!
男子だけで特訓したり!
こうしてサトシはスクールという場で楽しく学び楽しく遊ぶからこそ楽しさがより伝わってくるところがいいところ。
定住地があるので登場人物の再会が多い
サトシたちは基本メレメレ島にいるので一度出たゲストキャラはその後も登場する。
あれ?こいつ前も見たことあるぞ!懐かしい!ということがよくあります。これは定住地があるからこそ出来ることですね。
カントーに行った際にタケシとカスミと約束した「アローラに遊びに来る」も果たせていて、これもサトシが旅をせずにスクールという拠点があったからこそ出来たこと。
旅先でばったり偶然会うんじゃなくて、タケシとカスミがスイレンに誘われ直々に遊びに来ているというのもかなり違う点である。
特にカスミタケシと旅をしていた無印シリーズ大好きな俺にとっては嬉しさMAXって感じ。
そしてククイ博士とバーネット博士の結婚式には一年目で登場したメレメレ島在住のキャラたちをめっちゃ集結させてみんなで揃って祝うという!
しかもククイ博士のプロポーズからのスクールのみんながサプライズで結婚式まで開いてみんなを集めるとは胸熱展開!
アローラ地方は「アローラ」と「マナーロ」の精神、分かちあって共に生きていくという精神を大切にしているのでどのキャラを見てもアローラ特有の温かさを感じる。
こんな感じで様々な回でゲストキャラや準レギュキャラがサトシたちと再会してわちゃわちゃしてるのはSMならではの魅力だと思います。
豊富な神回、良回が多い!
アニポケSMのいいところ!
それは熱く燃えるバトル回あり、笑えるギャグ回あり、泣ける感動回ありと様々な方面で面白い話が多いところ。
例えばバトル回だけでもただ熱いだけではなく「サトシがカスミに20年振りにお情けバッジを返上するためにガチバトル!しかもカスミは昔から持っていたギャラドスをメガシンカさせる!」とアニポケファンなら聞いただけで燃えるシチュエーションを用意されています。
Zワザをゲットしたロケット団が何と試練でサトシのピカチュウとバトルをして追い詰めたり、まさかのサトシとロケット団のガチバトルまでもあると長年アニポケを見てきた俺を驚かせるようなポケモンバトルも中々多い。
他にもライバルのグラジオと共闘したり、ついにサトシがポケモンリーグで優勝したり、エキシビションマッチでククイ博士とカプ・コケコと戦ったりと燃える展開が多い!
SMはギャグがかなり多く、顔芸、パロディや地味な小ネタ、ダジャレなどギャグも豊富。
個人的に好きなのはゲームのライチさんが結婚したことないネタをブーケトスで拾ってくるのが好き。
そして感動回も多く、ポケモンに触れられなかったリーリエが触れられるようになった回、マオが死別した母親に感謝の言葉を送る回、ベベノムとのお別れする回、ニャビーがムーランドの元を離れてサトシの仲間になる回とアニポケファンからは神回の多いシリーズとしても有名なシリーズでもある。
ピカチュウが主役!
何と言ってもピカチュウが主役しているところがSMのいいところ!
歴代で一番ピカチュウが主役をしていると言っても過言じゃなく、サトシとピカチュウの物語というのをちゃんとこなしている。
エキシビションマッチというリーグのラストバトルにて守り神カプ・コケコを破ったり、最後の大試練ハプウ戦でもピカチュウで倒して、カスミのメガギャラドスにも勝ち、異世界ではゼラオラとそのトレーナーディアとアクジキングに挑むなど他にも色々とありますがとりあえず言えることはサトシとピカチュウが主役なのはいいですね!
ロケット団の扱いが上手い
SMシリーズではロケット団の出番を大きく減らす代わりに出る時はサトシをそっちのけに一話まるごと主役をする回が多くなります。
ロケット団がサトシの「試練」の相手をしたり、ロケット団が「しまめぐり」をしたり、スカル団とZクリスタル争奪戦をしたりと出番は減るが、その代わりロケット団の主役回は増えると面白い扱い方をするなと思いました。
ここにはキテルグマの存在も重要で「やな感じ〜!」で飛ばされるだけのロケット団ではなく飛ばされる時にキテルグマが迎えに来ることで視聴者に飽きさせない工夫をしているのもグッド。
海を走ったりロケットに乗ってきたり、バイクになったり、空を飛んだり思わずそんなのあり!?と視聴者がツッコミたくなる迎えが多い。
一視聴者からの個人の主観を言わせて貰うともう少しロケット団にはやな感じ〜!と言って欲しかったですが。
それとサン&ムーンシリーズから出番の多くなったマトリ。
今まではたまに顔見せするぐらいで活躍なかったキャラなのでサン&ムーンで出番が多くなり、キャラの掘り下げがされたのはとても良かったです。
過去作との繋がりを大切にしているのはやはりずっとアニポケ見てる人にとっては嬉しい要素。見逃せませんな!
アニポケSMの悪いところ
これまでのシリーズとは違ったアプローチが多いアニポケSMだがその反面、悪いところも少なからず存在する。
レギュラーメンバー多い…
レギュラーメンバーは多いから色んなキャラの色んな一面が見れる一方扱いが難しいです。
サン&ムーンはレギュラーメンバーが多いとはいえ全員が毎回出てくる訳ではありません。
全員出てくる場合もあれば一部だけ出てくることもあります。
詳しくはコチラでも解説しています
個人的には無理して全員出す必要はないと思っていて、その回にて役割のないキャラは出さない方が話として綺麗に纏まると考えてます。
実際キャラクターが少ない時はかなり綺麗にまとまっている事が多いですが全員出した時は何もしてないキャラがいる時もよくあります。
例えば「牧場を守れ!逆襲の蒼き炎!!」のような回ではカキとガラガラのZワザ特訓の回でもあり、他のスクール組はほとんど関与していなかったのでサトシを除くキャラは役割がない場合は出さない方がよかったと思いました。
特にキャラクターが多すぎるせいでそのキャラの掘り下げや成長要素を拾いきれずに最終回を迎えた感が強い。
キャラアニメとしての側面が多い
XYシリーズとSMシリーズはアニポケの中でもポケモントレーナーを軸としている側面が強いです。
これは別に悪いところというわけでもなくむしろその方がいい!という方も少なくはないでしょう。
カプ厨やらオタクやらが多いこの世の中ではポケモンだけではなくポケモントレーナーも人気であり、ポケマス配信当時の話題性を見てもかっこいいキャラや可愛いキャラが好きな人は多いので仕方ないですね。
しかし、サン&ムーンはそこが顕著に現れていて人数が多いが故にポケモンの掘り下げが疎かになっている事が多い。
XYとSMは「今日のアニポケ、ポケモンあんまり関係なかったな」という回がチラホラ見られますが、XYと比べてもSMはそれが多い気がする。
時代の流れといえばそれまでですが、サン&ムーンシリーズはXYシリーズとは違い、そもそもサトシのバトルの機会がかなり減っているので、自然とサトシのポケモン活躍の機会も減ります。
なのでポケモンをもう少し全面的に出してもよかったのかな?と思いました。
XYシリーズはそこら辺トレーナーもポケモンも上手く押せていたと思います。
キービジュアルで如何にもぼくこれから活躍します!みたいな顔でスイレンの手持ちになったこいつは一体何だったんだ?
ポケモンバトルがあまりにも少ない
まぁ、これも三年間という尺であのキャラ数ならバトル以外にもやりたいことがたくさんあったので、仕方ないのかなとは思いますがバトルする機会事態はいくらでも作れたと思うのでサトシにポケモンリーグを優勝させるならもっとポケモンバトルをして腕をあげたという描写を強く描いてよかった。
ギャグシーンは賛否両論
前作のXYシリーズとの落差かもしれませんが、サトシにこのような表情をさせるのはXY好きの方々からはあまり好まれないこともあったり。
顔芸やパロディすることが多いのであまり多いとくどいと思う人もいるかもしれませんね。
僕もどちらかといえば後半は「もう顔芸はいいかな〜」とは思っていました。
まぁ、そもそもギャグって人によってツボが違うから仕方の無いことだけど。
ちなみにバトル中でも変なギャグやギャグ顔を挟むことがあるのでふざける時は思いっきりふざけて真面目にやる時は真面目にやるとシリアスとギャグの差もちゃんと考えるべきだなと個人的には思った。
サトシの顔と内面
このサトシが好きな人も中には居るだろうけど、元のサトシと比べてさすがに崩れすぎている。
個人的にはSMのサトシは可愛らしいカットもあるので嫌いではないがストレートに言うとブサイクな時もあるからキツい。
上記の意見は俺の主観意見だが、客観意見を言わせてもらうにしてもSMのサトシの顔はかなり好みが別れておりどちらかというと好きじゃないという意見の方が多い気がする。あくまでも俺の体感だが。
賛否両論ではなくみんなが好きなサトシを作るべきだと俺は思うんだって俺のお母さんもよく言ってた。
みんなから愛されるサトシを作ってくれ。
SMは面白いのか?つまらないのか?
悪いところ挙げようと思えばどのシリーズにもあるんですけど、俺は良かったところをちゃんと評価するのでその点でいえばSMはかなり高評価です。
良い点だけあげれば歴代のアニポケで一位二位を争うほどの出来です。
悪いところも個人的には他のシリーズと比べれば割と多い方なので結局は賛否両論な作品であるとは思うが。
冒頭でも言ったがSMはアローラとマナーロの精神やグズマとグソクムシャのような人間とポケモンの調和の話、ZリングとZパワーなど考察部分が本当に多いシリーズでよく考えられておりメッセージ性が強い。正直今までのアニポケとは違い視聴者が考えさせられるような展開が数多くあった。
特にサン&ムーンシリーズはタケシとカスミが登場したり、マトリの出番があったり、ロケット団の主役回が目立ったりとアニポケファンなら好きな要素が沢山あるシリーズ。
やっぱりアニポケの良さとしては過去作からの繋がりがあるところだと思っているのでその点についてはもう最の高!
XY&Zとサン&ムーンでアニポケ熱が再燃したのでこの二作品には文句こそ多いですがかなり感謝してます。
とりあえず次回作のアニポケにも期待だ!!!