めざせネギマスター!つらぬけ騎士道!! 感想
脚本家:冨岡淳広
絵コンテ:齋藤徳明
演出:野田泰宏
作画監督:山崎玲愛、柳原好貴
YouTubeチャンネル開設
▽ 宣伝
当チャンネルではアニポケに関する感想・考察やポケモン全般の 情報を追うチャンネルとなります!
よろしければ、チャンネル登録、高評価よろしくお願いします!
リントとの再戦!前回の反省点は?
以前ボロ負けしたリント&エルレイドとの再戦が早速やって来た。
「君のカモネギだけど、荒削りで丸っきり周りが見えていなかった。でもパワーがあったから未熟でも勝てた」新無印51話 カモネギ大いなる試練!:リント
だからこそ力任せなバトルになっていてエルレイドに一撃も届かずカモネギは敗北してしまった。
その上でバトル後にはカモネギの改善点をそれとなくサトシに伝えて去って行ったのだが、やはりサトシとカモネギの息は合っていないようだ。
XY&Zでウルップと戦う時も言っていたがサトシはポケモンと一緒に強くなるトレーナーなのでカモネギの強みを理解するためにネギを持つことに。
でもそんな細いネギで大丈夫か?
騎士道の館でガンピから学んだこと
そしてその後はカロス地方・騎士道の館にてガンピと修行を付けてもらう。
迷宮を抜ける時カモネギはスタスタとサトシを置き去りにして進もうとするあたりリント達の言う通り足並みは揃っていない。
実際ガンピさんには「逸材」と称されつつも「しかしこのままでは真の強さは手に入れられない」とも言われていた。
そんなサトシとカモネギに転換期が訪れたのはカモネギが落とし穴に嵌り掛けた時にサトシが身を呈して守ってくれたどころか落ちたネギをサトシが取りに行ったのだ。
落とし穴の先は底が見えないというのに。
さすがのカモネギもこれには少し驚いたようでここから態度も変わってくる。
騎士の館最後の特訓はクレッフィから鍵を奪うことだがガンピ&ギルガルドも邪魔をしてくるのでゴウ達にクレッフィの鍵を取ってきて貰う間にガンピ&ギルガルドの相手をサトシ&カモネギがすることに。
ガンピは玩具のような剣でサトシと戦い、カモネギはギルガルドとの対戦。
そんな中サトシはガンピに追い詰められピンチになったが、カモネギがギルガルドから攻撃を受けてまでサトシを助けに来てくれたのだ。
「騎士とは大切に想う主君や力を持たぬ弱き者を守るために戦う。誰かを心から大切に想い守ろうと戦う時、この力は何倍にもなる。」新無印56話 四天王ガンピ!騎士道の館!!:ガンピ
ありきたりではあるけどカモネギに足りなかったのはトレーナーとの連携で、誰かを守るために戦うというのは自分だけの為に戦わないという意識改革にも思える。
今までは攻撃一辺倒だったカモネギだがこの回でみきりを覚え、誰かを守るために戦い強くなるという意識が変わって行ったのだ。
今までは押すことしか知らなかったならず者の傭兵が誰かを守るために戦う騎士に成長しつつあるのだ。
実際周りが見えていなかったとリントに指摘されていたカモネギが今回騎士の館でサトシがピンチになっている事に気付く辺りちゃんと周りも見え始めて成長していることが分かる。
そして押し一辺倒で引くことを知らないとガンピに言われていたがそれも新技みきりで解決。
51話でカモネギの足りないところを問題提起しつつ、56話で解決に向かうところが素晴らしい。
エルレイドvsカモネギ!!
エルレイドとカモネギの対戦だが序盤は終始エルレイド優勢。
カモネギを未だ力任せなバトルだとリントは称し、ネギの重さのせいでカモネギがバランスを取れていないことを指摘。
その上で何とエルレイドはフェイントを覚えていた!
フェイントはまもるやみきりを貫通する効果を持っているのでみきり対策になるのだ。
しかもこのフェイントでネギが切られてしまう……
だがサトシは諦めない。ガンピのギルガルドを思い出すと切られたネギを盾にして使うことに!
ネギガナイトに進化!リントはサトシ達を成長させるために煽っていた?
しかしそれでもなおリントのエルレイドが優勢だったがここでれんぞくぎりによってエルレイドに急所を当てて行った。
急所に当てたという言及がないからこの描写がなんなのか分かってない人も多そう。
カモネギは急所三回当てたらネギガナイトに進化する。
この展開は読めてたけどついにネギガナイトきたかー!って感じ
新無印始まる前はサトシにネギガナイトに持って欲しいなぁと思ってたから素直に嬉しい
サトシにこういう風変わりなポケモンは中々似合うなぁ
「君の気持ちに進化で応えた!正に騎士だ!主を守るために己を高めるその姿に経緯を評するよ!」新無印60話 めざせネギマスター!つらぬけ騎士道!!:リント
リントくん、サトシのカモネギに期待していただけにすごく嬉しそう。
最後にゴウが言っていたがサトシがリントに「俺はカモネギを信じてる!」と言う言葉にカモネギも応え進化して、騎士道の館からサトシと呼吸が合っていたカモネギだがここでようやくシンクロしたようだ。
エルレイドも実は騎士道の精神を受け継いでいるポケモンなのでガンピの騎士道精神に通じるものがある。
だからこそネギガナイトに進化した時にリントはあんなに興奮していたんだろうか?
リントはカモネギを散々未熟と煽っていたがものすごいポテンシャルを秘めていると言う辺り期待の裏返しで間違いなか、今回の煽りが物凄かったのはサトシに言い返して欲しかったんだと思う。
「今の君たちを見たらガンピさんは何て言うかな。ポテンシャルへの期待が高かった分、ちょっとがっかりだな。僕のエルレイドの相手としてはまだまだ未熟すぎだね」「そうだ、俺たちはまだまだだ!」「おっと開き直りかな?」「俺はカモネギがいつもいつも頑張っているということを知ってる!こんなもんじゃないって俺が一番分かってる!もっともっと強くなろうぜ!一緒にさ!俺もカモネギもまだまだ未熟だからこれから強くなっていくんだ!俺はカモネギを信じてる!」新無印60話 めざせネギマスター!つらぬけ騎士道!!:リント、サトシ
ポテンシャルが高いと褒める一方で前回は煽ることは無かったのに今回は物凄く煽りサトシに言い返させることでサトシとカモネギの信頼感を強めるのが目的だったのかな。
そしてカモネギはネギガナイトに進化することでサトシの気持ちに応えてエルレイドに勝ったんだと思う。
リントくんはいいキャラだったね
XYから切れ味の鋭いライバルキャラが出なかったのでとてもいいキャラでしたね。
無意味な煽りもなく声も顔面偏差値も高め!
リベンジを果たしたのでまた戦う事はなさそうだけどまたどこかで再登場して欲しいな。
おたすけ評価
めざせネギマスター!つらぬけ騎士道!!:★★★★☆☆☆☆☆☆
個人的評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆
おたすけ評価星三つ!
- ストーリー
- 展開
- 戦術面
- 演出
- 作画
- キャラクター
- その他
上記の内幾つかの項目を満たしている。またはどれかに特化しているか。
赤文字がプラスポイントで青文字がマイナスポイントだ。
また上記の項目は上から重要な物になっていくがこれは人の好みによって評価が変わるためあくまでもおたすけの評価として見てください。
ストーリー・キャラクター
カモネギの足りない部分であるトレーナーとの連携、心の未熟さ、攻撃一辺倒などの複数の問題点を騎士道の館とリント戦で克服。
自分勝手なカモネギが騎士道に乗っ取り自分の為だけではなくトレーナーの為に戦い、気持ちを合わせたことで信頼感が生まれ進化に繋がったという点や押すことしか知らず周りが見えなかったがみきりを覚えたことにより引くことも覚え、そしてサトシのピンチに気付くぐらいには周りもよく見えていると精神的な成長が多かったです。
このようなところからドラマ性、テーマ性で加点が入りました。
ネギガナイトというポケモンのデザインが元々騎士であり騎士道という精神的な要素を合わせてカモネギを成長させたのはとても良かったと思います。
作画
一瞬だけですがここの前並さんの作画はとてつもなくよかったです。最高でした。
展開
会話が多くテンポはかなり悪かったです。
ネギガナイトの成長ではなくポケモンバトルの内容を楽しみたい人にはあまり楽しめなかったかと思います。なのでここがこのバトルの好みを分かれさせる要因になりますね。
その他
リントが煽った理由はパッと見ではなぜ煽ったのか言及がないので分かりにくい人が多かったと思います。
これでは単にリントが嫌味な奴に見えます。あるいは俺の解釈が違うだけで本当に嫌味な奴かもしれませんが。
前回とは態度がかなり違ったのでもう少し明確に描写した方がいいかと思いました。
最後のまとめ
見れば見るほどカモネギがどんな成長を遂げたか分かるスルメみたいな内容でした。
バトルを魅せるというよりは成長ストーリーを魅せると言った感じのバトルでしたね。
ネギガナイトがめっちゃ面白いキャラをしているのでこれからに期待です!