ライバル対決!サトシVSサイトウ!! 感想
脚本:冨岡淳広
絵コンテ:尼野浩正
演出:小柴純弥
作画監督:志村泉、新岡浩美
メガシンカVSキョダイマックス 感想
脚本:冨岡淳広
絵コンテ:浅田裕二
演出:浅田裕二
作画監督:岩根雅明、志村泉
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迫るサイトウ戦!三度目の正直!
ついにやって来たサイトウと決着の時。
一度目は一体も倒せず敗北し、二度目は引き分け。
そして今回はサイトウの得意なフィールドであるラテラルジムでの対決だ。
サイトウ×コルニはあります!!!
ゴウとサトシはサイトウコルニ不仲説を疑っていた。
というのも以前サトシがサイトウにコルニのことを尋ねたら「甘いですね」と一蹴していたからだ。
そんなコルニが真剣な表情でサイトウに突っ込んだので二人は心配していたがサイトウのお気に入りミアレガレットが売り切れていただけだった。
オタク、この画像好きすぎる件。
余談だけど普段敬語なのに友達のコルニに対してはタメ口なサイトウちゃん可愛い。
クノエショコラいいなぁ。美味しそうというよりニンフィア、ペロリーム、シュシュプ型だから単純に映える。
にしてもこのショコラ、クノエシティというよりはマーシュが関係しているだけでは…?
例の発言に触れている。
去年サイトウ初登場の時にはこの件でコルニがバカにされたとサジェストが一色になるぐらいには炎上していた。
XYファンや過去作見ていた人からすると思い出が汚されてイヤだったのだろう。
だがこの件に関してはサイトウがコルニの「バトルは楽しむもの」というスタイルに共感出来なかっただけのことだ。
サイトウ、俺はお前の理解者だ
ちなみに俺は一年前に全てを見通していた。
コルニが弱いという意味ならば甘いではなく弱いと言うはずだし、何よりどう甘いかの説明もされていなかったので何か訳があるとは思っていた。
とりあえずあの件が回収されてよかったけど一年以上期間が空いてしまったのであの時に悪いイメージを植え付けられた人が今どのくらい残っているのかという話だが…。
サトシの手持ち久しぶりに登場
ポフィンを食べさせようとサイトウとサトシは手持ちをみんな出す。
マジで久しぶりの「みんなでてこーい!」が聞けた。
- カイリュー
- 最後の登場:レッツゴー!プロジェクト・ミュウ!!:6/18
- 再登場:ルカリオナイト!メガ島大冒険!!:10/22
4ヶ月ぶりに再登場。長かったね…。
- ネギガナイト
- 最後の登場:はじめてのおつかい見守りたいっ!:6/4
- 再登場:ライバル対決!サトシVSサイトウ!!:10/29
約5ヶ月ぶりの登場だ。この5ヶ月間マジで一度も出ていない。
ルカリオやゲンガーは超電磁ハイパークラスバトルぶりなので2ヶ月ぶり。
感覚麻痺しそうだがこれでもそこそこ長い期間出ていない。
ウオノラゴンはトライアルミッション!ウルガモス黄金の鱗粉!!が最後なので1ヶ月ぶりぐらい。
これくらいなら普通に他シリーズでもある範疇だ。
ただウオノラゴンに関しては10ヶ月経っているのにこの時点でまだ5回しか出ていない方が問題だったりする。
メガシンカ・Zワザ・ダイマックスはどれかひとつまで
どれかひとつだけというのはバランス調整入ってて面白い。
現状サトシは全部使えるけど、仮に全部使わなかった場合視聴者から「全部使ってたら楽に勝ててたよね」というツッコミが入ると思う。
しかし実際全部使ったら一々口上やらが入るせいで試合のテンポはめちゃくちゃ悪くなると思うし特別感を出すためにもいい演出になるし、何よりツッコミ所も無くなるので面白いルールだなと思った。
余談だが俺が大好きなイリマがメガシンカとZワザ両方をWCSでお披露目することはなくなった。悲しい。
サトシVSサイトウ!
ピカチュウのエレキネット破りがすごい。
腕が細く、また伸びるからエレキネットの隙間からインファイトが撃てるオトスパスが強い。
こういうこのポケモンだからこそ出来る戦法、対策というのは見応えあるね。
本当にルカリオとサトシの絆は足りすぎているのか
真のエースカイリキー登場。
今までオトスパスにしてやられてたが、あれは育てている手持ちの中の一匹だったようだ。
原作でもエースがカイリキーだったが本当にエースを隠し持っていたとは。
四つの腕で上手に戦うカイリキー。
XYでのルチャブルゲット回やSMのロイヤルマスク初登場回でもカイリキーがバトルしていたがただ耐え抜いていたり瞬殺されてたりまともなバトルになってなかったので四つ腕を駆使して戦うのは初めてだ。
にしても腕が四つあるのって強すぎるな…。
確かにこれはエースの風格があるわ。
ルカリオがピンチなのでここでメガシンカを試みたがルカリオはメガシンカすることを拒否した。
意思疎通が出来ていないから絆が足りないかと疑われるも、逆に絆が足りすぎているとよと遅れてきたダンデが言う。
メガシンカとはトレーナーとポケモンの心がシンクロして初めて発揮するもの。
XYシリーズではコルニもサトシもこれでよく苦戦していたものだ。
しかし何故今じゃないのかという説明が成されていないのはやや描写不足に思える。
視聴者に解釈を任せずにしっかり解説して欲しいけど、腕で縛られている状態ではシンクロ出来ないということでいいのか。
そしてルカリオとサトシの絆は結果ありきで過程が雑なので絆と言われても首を傾げる部分がある。
具体的な話をするならば進化してからルカリオの登場回数が極端に少ない事だ。
サトシのルカリオは進化してからメガストーンをゲットするまでは合計10回しか出ておらず、その内何話かは数秒しか映らないことも多々ある。
これで絆足りすぎているかと言われてもかなり懐疑的だ。
リオル時代は出番も多く、実際いやいやピカチュウ、やれやれバリヤードではピカチュウが妬くぐらいにはリオルに構っていた時期もあった。
ルカリオに進化したばかりの時も登場回数は多かったのでその時にメガストーンを探してサイトウと戦い、この発言であったなら首を縦に振っていたと思う。
どちらかというとサトシとルカリオの絆は脚本による描写ではなく、元々の設定に重く置いていて要はサトシとルカリオはタマゴの状態から惹かれあった仲なので絆があります!ということだ。
そこに加えて描写も重く描けていたらとても丁寧に二人の関係性を描けていたなと思う。
そんなこんなでピンチは継続中だったが、両足にパワーを送り込み顎にヒットさせることで何とか脱出。
これをサトシの指示なしでやっているので前回のデンジ戦同様やはり判断能力が高いポケモンだと思われる。
ビスケス戦の応用戦術!
そしてルチャブルVSネギガナイトはリベンジならず普通にネギガナイトが負けてしまった。
スターアサルト覚えてまた活躍してくれればいいけど。
そんなルチャブルと対決するのはピカチュウ。
ネギガナイトを倒したルチャブルのゴッドバードを受け止めるためサトシは奇策を思い付く。
ビスケス戦での応用で尻尾を地面に突き立ててからでんこうせっかで振動を起こした。
いや、これはいいね。とてもいい。
XYのりゅうせいぐん封じの応用であるはどうだん封じやダイヤモンド・パールの氷のアクアジェット、カウンターシールドといいそれまでの積み重ねが感じられる描写は縦軸を強くしているのでとてもいい。そして何よりも俺はこういうのがとても好き。
そしてその振動によってゴッドバードで突っ込んだルチャブルを逆に吹き飛ばす。
余談だが揺れているピカチュウはやや卑猥だと地味に話題になった。(正直な話俺もちょっと思った)
サトシの無茶に付き合うのはいつだってピカチュウ。
この一連のやり取りは準決勝のショータ戦を思い出す。
ゲームでは再現できないキョダイマックスVSメガシンカ!
オトスパスVSルカリオはなんとルカリオがオトスパスを瞬殺。
前回は引き分けてしまったが進化して強くなった今オトスパス如きには苦戦すらしない。
所定位置から一歩も動かないサマは堂々としている。
からのキョダイマックス!
キョダイカイリキーのこの迫力よ!
三年目に差し掛りそうなタイミングでようやくサトシがダイマックスポケモンと公式戦を行った。
そしてサトシはルカリオをメガシンカ。
サトシもついにメガシンカか…。
ダイスチルをはどうだんで相殺し、ダイアタックも何とか耐え、キョダイシンゲキも耐えきった。(波導で耐えている?)
そこから巨大なはどうだんでキョダイカイリキーを押し倒す瞬間は正に圧巻。
元のサイズに戻ったカイリキーだがキョダイシンゲキで上がった急所率でルカリオに挑む。
ゲームでは急所率が上がるという表現だが、アニメでは相手の急所を見極め当てられるという表現がとても良い。
技と技のぶつかり合いの末にルカリオはてっていこうせんを習得。
きしかいせい同様の大技だがはっけいの派生系の技だからどの技と入れ替わったのか気になる。
サトシさん、世界ランク36位になる
サイトウに勝利したサトシは一気に36位になる。
デンジ、サイトウと高順位の相手に勝利したのが大きい。
99位から2戦しただけで36位になるのはさすがに調子が良すぎるのでそろそろマスタークラスを争うライバルが登場したりするのかな?
ショータも76話で出会ったので短いスパンなら間に合わないことはないと思うし。
これは再戦しないパターンだな。俺はアニポケに詳しいんだ。
おたすけ評価
ライバル対決!サトシVSサイトウ!!、メガシンカVSキョダイマックス!:★★★★★★☆☆☆☆
個人的評価:★★★★★☆☆☆☆☆
おたすけ評価星六つ!
- バトル回の評価基準
- ストーリー
- 展開
- 戦術面
- 演出
- 作画
- 意外性
- キャラクター
- 普遍性
- その他
上記の内幾つかの項目を満たしている。またはどれかに特化しているか。
赤文字がプラスポイントで青文字がマイナスポイントだ。
また上記の項目は上から重要な物になっていくがこれは人の好みによって評価が変わるためあくまでもおたすけの評価として見てください。
ストーリー・展開
サイトウはライバル関係としてやや薄い関係ではあるが、それでも三度目の対決なのでドラマ性とシチュエーションに加点が入る。
そしてメガシンカVSキョダイマックスという今まで切らなかった展開カードを切ってきたのも加点部分だ。
途中メガシンカ拒否というメガシンカ、そして絆の語りなども斬新な展開だったので今回の話の一番の評価ポイントとなる。
また別の積み重ね部分ではビスケス戦での経験がこの試合で活きていたというのもいいことだね。
戦術面
ピカチュウのビスケス戦の応用を始めとしたオトスパスのエレキネット対策の立ち回りなども加点ポイント。
演出
サトシとメガルカリオがシンクロするという演出は絆の描写として視覚情報に訴えてきてとても分かりやすかった。
作画
前半の作画は美観で大きな加点が入った。
後半も岩根さんの一人原画なので安定の動きの良さを見せてくれたため前半と合わせて加点対象となる。
キャラクター
バトル外ではコルニとサイトウの関係性や会話から見える仲の良さ、あの時の発言の真意など過去キャラの掘り下げがあった。
XYファン及びコルニファンにとっては嬉しい要素だったね。
展開
交代が多くかなりテンポが悪い。
特に意味の無い交代が多かったのは減点対象となる。
前回のデンジ戦も交代は多かったがあちらは攻める為の交代、守る為の交代、有利状況をひっくり返す為の交代と意味のある交代だった。
対してサイトウ戦はサイトウ側が有利または五分にも関わらず交代を繰り返すことが多く結果的にルカリオはサイトウのポケモン全員と対面している。(ルチャブル1回、オトスパス2回、カイリキーとは2回対面)
バトルのテンポに関しては魅せる部分があるならば悪くても大きな減点対象とはならない。
例えばDPシンジ戦の解説の多さだったり新無印アイリス戦のアイリスとカイリューのやり取りだったりそこに意味があるのならテンポが悪くても減点対象にはならない。
ただ今回のバトルは無意味な交代で間延びしていたので大幅な減点となってしまった。
これが無ければ★7の可能性もあった試合だ。
最後のまとめ
個人的には★5とかそのぐらいの満足度だったが意外と加点が多く入った試合だ。
新無印は従来のジムリーダー、島キング達と違って過去の仲間、過去の強敵だったりダイマックスVSメガシンカだったり1000万ボルトだったりと特別な展開が多いから加点が入りやすいようだ。
サンムーンのZワザVSメガシンカも面白かったし、今回のキョダイマックスVSメガシンカみたいな特別感のある試合はもっと見たいね。