おたすけの てだすけ ▽

アニポケが大好きな男のポケモンブログ

演出一つでアニメの見方は変わる。

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ダークライ 真夏の夜の夢 感想
脚本:土屋理敬

絵コンテ:齋藤徳明

演出:中田誠

作画監督:倉員千晶、新岡浩美、志村泉、海老沢咲希

 

クレセリア 真夏の夜の光 感想

脚本:土屋理敬

絵コンテ:高木啓明

演出:高木啓明

作画監督:斎藤香、元廣和恵、倉員千晶、小山知洋

 

具体的な俺の意見はおたすけ評価で書きます。

理由は書くことが多いからです。

 

 

サトシとゴウ・ダークライの調査

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シンオウ地方で悪夢が魘されている人々が居るのでそれがダークライのせいだとサクラギ研究所は推測していた。

サトシがダークライに会ったことに驚くゴウとダークライについて語るサトシ。

強くてすごいポケモン … 強いと言うぐらいだからタクトのダークライのことを思い出していたのだろう。

 

コハル・シンオウに一人旅

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そしてコハルちゃんは家族旅行を楽しみにしていたようだがサクラギ博士はとある事に気付いてしまった。


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そう、タマゴの面倒を見るから家族旅行に行けないのだ。

母親もイラストレーターとしての仕事が入り、ソウタも実は友達に断ったサマーキャンプに行けるからコハルだけでシンオウ旅行に行くことに。


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そんでもってシンオウ地方にやって来たコハル!

そしてヒカリママンがいつの間にか伝説のトップコーディネーターになっていた……

 

ヒカリのキャラが変わった?

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森の中で野宿するコハル。

初の旅行で初野宿を文句も言わずやろうとするとはコハルって結構強い子なんだな。

そして作ったシチューの匂いに釣られて頭を突っ込むポッチャマ。


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そう、これはヒカリのポッチャマだ。


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ハクタイシティのコンテストを観に行くコハルと参加するヒカリはこの先一緒に同行することに。

どうやらヒカリの旅の経緯はシンオウ→ホウエン→イッシュ→ジョウト→シンオウの順番みたいだ。

サトシはシンオウ→イッシュ→カロス→アローラ→現在に至るのでほぼ同じぐらい。

まあヒカリがイッシュ地方に来たのはカミツレさん見るためなのとサトシがいたから数ヶ月一緒に居ただけだけど。

 

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コハルとヒカリは実はアニポケでも唯一共通である寝癖ヒロイン。

そういや意外と共通してたなぁと思ってしまった。


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そしてダイヤモンド・パールでは恒例だったポッチャマのバブルこうせんによる寝癖直し!

これを見るのも久々だけどコハルが居るというのが一味違うところだ。


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ハクタイシティに向かう途中寄り道しまくるヒカリに呆れるコハル。

スボミーを見付けて興奮したりお花畑ではしゃいだりと寄り道が大好きなヒカリと早く予定通りにハクタイシティに着きたいコハルが描かれていた。

 

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大丈夫をだいじょばないと訂正するヒカリ。

寄り道と訂正の件に関してヒカリのキャラが変わった?と言う人は多数見掛けた。

 

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これに関しては違和感を覚えるのに無理はないがベストウイッシュ87話「イワークの島でサバイバル!」で大丈夫じゃないじゃない!というアイリスに対してごめーん…でもそういう時はだいじょばない!って言うのよと訂正していたり、今度はあっちに行ってみよ!と迷ったアイリスを連れて行こうとしたり、気になるタマゲタケに触れてみたりと今回のヒカリと変わらない行動を取っている。

 

それでもヒカリはダイヤモンド・パール時代はそこまで寄り道するようなキャラでは無いのも事実だ。

違和感を感じる人が多かったのは「大丈夫」「だいじょばない」の下りを異様に押しているからだろう。

 

上記のツイートもそうだがこの記事でも書いている通り個人的には脚本家の土屋さんは「ストーリーでキャラを動かすタイプ」だと思っていて、今回のヒカリについてもそう言った影響があるのかなと思った。

 

コハルにコンテストデビューの可能性が

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道中傷付いたクレセリアを手当てした後にサトシについて語る二人。

ポケモンバカという印象を持っているらしい。

サンムーン以降のサトシはポケモンバカだけど、無印からXYまでのサトシはポケモンバトルバカっていうイメージだなぁ。

そういや俺の質問箱にサトシとコハルが友達って感じがしない。もっと仲良くして欲しい。お互い友達と思ってなさそうみたいな意見を多数見掛けたけど、今回ちゃんとコハルの口から友達って言ってたね。


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ヒカリの新衣装。クレセリアが出る回だからか三日月コーデ。

しかもポッチャマのうずしおが復活してる!!


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いや、可愛すぎ。


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コンテストの練習をするコハルちゃん。

恥じらいながらも「チャ、チャームアップ!」とぎこちなくヒカリの真似をするコハルが可愛らしい。

なんや、最高の癒し回だろこれ。

 

vsロケット団精鋭部隊

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クレセリアを狙うロケット団精鋭部隊。

作画とテンポがいいがそれ以上に十字に光るアイアンテールだったり絵コンテ・演出がいい。

 

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クレセリアを庇うダークライを見て安心するヒカリ達。

 

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サトシ達四人が苦戦した精鋭部隊を蹴散らしたダークライだが科学には勝てないみたいだ。

禁止伝説のポケモンすら科学力の前では屈するので仕方ない。

 

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最後は眠らせて解決。ダークライ出てきてからのスピード解決早すぎる。


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ダイパファンに対する地味なファンサービス。

これ聞けただけでもロケット団が出てきた甲斐はあったね。

 

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そして仲良しなダークライとクレセリアは島へと帰っていきましたとさ。

 

4人で海で楽しく!

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素足のヒカリの破壊力やべえ………

 

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ほんと毎回距離近いなお前ら……

サトシとゴウの距離の近さは同性だから理解出来るけど多分こいつらに異性として完全に認識してない感じはある


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ソシャゲガチャのSSR風みたいってみんな言ってて笑った

なのでとりあえず作ってみた。


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ここら辺は普通に作画がめちゃくちゃ良くてビビる。

 

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最後の記念撮影!この4人をもっと眺めていたくなる回でしたね!

 

おたすけ評価

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ダークライ真夏の夜の夢、クレセリア真夏の夜の光:★★★★★

おたすけ評価星五つ!

  • 重要回の評価基準
  1. 起承転結
  2. 主役の活躍度
  3. 展開
  4. 掘り下げ
  5. 演出
  6. その他

上記の内幾つかの項目を満たしている。またはどれかに特化しているか。

赤文字がプラスポイント青文字がマイナスポイントだ。

また上記の項目は上から重要な物になっていくがこれは人の好みによって評価が変わるためあくまでもおたすけの評価として見てください。

 

掘り下げ

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「困ったり心細かったりしたらすぐに電話するんだぞ!」「子供扱いしないで!」#74 ダークライ真夏の夜の夢 サクラギ博士・コハル

娘に狼狽えるサクラギ博士。

そんなコハルが一人旅に行くと知ってすご〜く心配するサクラギ博士は正に親馬鹿。

普段はポケモン博士としての一面しか見せないサクラギ博士だったけど、こういう娘が心配な父親としての描写を見せたのは良かった!


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わざわざ電話するなんて過保護だなぁ…

 

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あとはコハルもダークライとクレセリアの二人の関係性を見て自分なりの考え方を持てるようになったのはいい成長描写だと思います。

「いっぱい悩んでこれだ!って決めた夢には、一番力があるんだよ、きっと!」というヒカリのセリフは今夢について悩んでいるコハルについて当てはまるだけじゃなく、過去に進化について悩んでいたポッチャマに関しても当てはまる言葉でとてもいいセリフチョイスだなと感じました。

 

土屋さんがこの回を覚えていてこういう風に描写してくれたのかは知らないけど、ヒカリはタケシからこういう言葉を聞いて、色んなことを学んでタケシの言う通り一人旅でも問題なく対処したというのは個人的には百点満点あげたい。

でもヒカリのキャラ像はベストウイッシュのイワークの島でサバイバルを参考にしてそうだし何話か勉強したのかもね。

地下迷路回のニャースの発言と言い土屋さんは今作からの新参者ではあるけどちゃんと勉強している雰囲気は感じられる。

 

演出

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絵コンテと演出は高木啓明さんです。

今回のこのシーンは高木啓明さんと塗泳策さんですね。

多分ドサイドン辺りが塗泳策さんでコハルとブニャット辺りが高木啓明さん。

で、ピカチュウのこのシーンなんですが作画も勿論いいのですがやはりそれ以上に演出が光っているなと感じました。

具体的な話をするとこうやって空間を広く使うことでピカチュウのアイアンテールを十字状に大きく見せ、普段とは違う強そうなアイアンテールに見えますよね。


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エースバーンの演出・絵コンテも同じくアップのエースバーンから一旦全体の景色を見せています。

ここもまた空間を広く使うことでエースバーンが遠くから物凄いスピードでブレイズキックで迫ってくるという作画を演出しているんです。

 

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ここのカットインで指示をすることでハイテンポを阻害することなくスピード感のあるバトルを演出。

極力ポケモンを動かそうという意思が見られます。

 

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ベノムショックをエースバーンが受けた土煙からヒカリが現れるという演出もテンポ重視ならではですね。

 

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このシーン、みんな好きだよね。アニポケ界隈では特に話題になったワンシーンだ。

これは演出ではないけど撮影がとてもいい。

背景が綺麗というのも勿論あるし真夏の海がマッチしているというのも勿論あるが、撮影はただ絵の素材であるセルと背景を繋げるだけではなく時には背景をぼかしたりすることでキャラを強調したりもする。

そしてこのシーンでは光を入れることで景色の鮮明さやキャラの表情をより強く魅せているのだ。

 

その他

単純にファンサービスが良かったね。

ヒカリの成長描写もそうだけどアヤコさん登場だったりタケシ、トゲキッスが回想で登場し、イノムー進化回時にダークライクレセリアの話もヒカリは覚えていたし、新しいコンテスト衣装も見られた。

ハイタッチがないことにほとんどの過去ファンは残念がっていたけどそれ抜きでもファンサービス盛りだくさんで見応えはあったと思う。

 

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余談だけどダークライの悪夢を使ったこういうおふざけも面白い要素だったね。

 

起承転結

起承転結についてはかなり最悪。

綺麗に纏めてはいるけど「転」の部分が露骨に弱い。

ダークライ出てきてから事件が解決するまで凡そ二分弱。

この回の主軸はそもそもヒカリではなくダークライとクレセリアなのだがそこを二分弱で終わらせたのはスピード解決が過ぎると感じた。

つまるところ主役ポケモンが主役をしていないのだ。

一見タイレーツ回のような二軸タイプに見えるがこの回はダークライとクレセリアという一軸にコハルの成長やヒカリという要素が入ってきているだけで二軸ではない。

つまりダークライとクレセリアを軸に見せなければ行けなかったのだがコハルとヒカリの絡みを優先してしまった。

勿論これは悪いことではない。SNS上に存在するアニポケ視聴者のほとんどはヒカリの活躍を望んでいただろう。

だがそれとは別に物語としての評価を下すのなら軸がブレるのは良くないことだと思う。

これもまた俺がいつも言っている欲張りすぎの弊害なのだが、ダークライクレセリアの物語を作るかコハルとヒカリの物語を作るかどちらか一つに作るべきだったと思う。

べき」とかいうスタッフに強制させるような強い主語はあまり好まないのだがこの二話を見て削れる尺があまりないのでシンプルな構造にしない限り脚本家が上手くまとめるのは難しいんじゃないかなと思った。

 

掘り下げ

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コハルの成長描写に関してもかなり雑。

サクラギ博士の「しっかり向き合えばポケモンにも心が伝わる」という発言がある。

トレーナーがポケモンと真剣に向き合えばトレーナーの心がポケモンにも向き合うということだ。

 

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そして人間を警戒するクレセリアの心を開こうとした時もサクラギ博士のセリフは流れていたが、ここでコハルは「貴方を助けたいの。手当をさせて」と近付くのだ。

そしてクレセリアはそんなコハルを受け入れるというシーンなのだがクレセリアはなぜコハルを受け入れたのか、なぜコハルはクレセリアの警戒を解くことが出来たのかそういう理由が謎なのだ。

まるでプロジェクトミュウの時のアローラキュウコンとゴウみたい。

つまりこのシーンはまず成長描写がご都合的且つ抽象的ということ。

ある程度のご都合というのはフィクションの世界なので別に全然いい。

だけど成長描写が抽象的だとコハルがどう成長したか視聴者に伝わらない。

コハルはクレセリアとどう向き合いどう成長したのか。

今回の物語の重要な要素の一つだと俺は思うからこそ曖昧な描写は入れて欲しくなかった。

 

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「本当はずっと守りあって来たのかも。ダークライはみんなに悪夢を見せるけどその力を自分でコントロールは出来なくて、だからいつも嫌われてひとりぼっちで、クレセリアはダークライにそんな寂しい思いをさせない為にまんげつじまで暮らしているんじゃ…」「すげーな、コハル。ポケモンの気持ちそんなに分かるようになったんだ!」「えっ。…… (しっかり向き合えばポケモンにも、)心が伝わる…」 #75 クレセリア 真夏の夜の光 コハル・ゴウ・(サクラギ博士)

このシーンはコハルなりの解釈をみんなに伝えて、ゴウがポケモンの気持ちがわかるようになったんだな!と褒めるシーンだけど、ここでサクラギ博士のセリフを出すのはかなり違う。

何故かと言うとサクラギ博士はトレーナーがポケモンと真剣に向き合えばトレーナーの気持ちがポケモンに伝わると言っているのに対して、このシーンはコハルがダークライとクレセリアの気持ちを読み取っている。

つまり二匹の関係性を読み取っているのであって二匹に自分の気持ちは伝えてはいないよね。

だからこのシーンではサクラギ博士のセリフは何も関係ないのじゃ。

このコハルの考察に関してはカイリューゲット回のサトシが「カイリューになぜ腕が生えたのか」といつ独自の解釈・考察と似たようなものがあって面白いと思います。

自分なりのポケモンに対する考え方が出来たのは彼女なりの成長でもありますよね。

つまり、つまりだな…… 俺が言いたいことは

 

 

サクラギ博士のしっかり向き合えばポケモンにも心が伝わるという部分はそもそも必要ない。

 

コハルの今回の成長描写は目で見たものからポケモンに対する考察が出来た、ポケモンのことが理解出来たという部分であってしっかり向き合えばポケモンにも心が伝わる部分でない。

コハルの成長に関するテーマ性のあやふやさがマイナスポイントでした。

とは言えコハルの成長はちゃんと見られていたので大きく減点する訳ではありません。

 

最後のまとめ

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褒める部分も酷評する部分も多いから個人的には評価に困る回だった。

ヒカリ再登場、ダークライクレセリアの話、コハルの成長に焦点を当てている回で、前者二つの要素は最終的にはコハルの成長要素になる回でもあった。

掘り下げはかなりよかったし、演出は神がかってるが一番重要な要素である起承転結はあまりよろしくない。

二話分なので約50分あるアニメでダークライの活躍が3分もないってどういう事だろうと頭を悩ませ、やはりこういうレビューで一番重要視するのは中身であるストーリーなので当初は★4を考えていた。

だけどコハルの成長描写は一応描けていたし、掘り下げ、演出もしっかりと描写してあった。

そうなると減点ポイントは起承転結に当たる物語の構成部分だけだなと思い、演出が光る部分として★5と評価。(キャラメイクなど何か大きく光る部分があれば★5または★6となる)

★6ではない理由は上記の通り大きな減点が入ったからという理由だ。

 

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ストーリーに関しては辛口評価になったがヒカリちゃんコハルちゃん可愛いしファンサービスたっぷりでかなりお気に入りの回なので多分定期的に見返すことになるだろう。